夫婦関係修復や夫婦問題の解決なら離婚カウンセラー「鈴木あけみ」の夫婦修復相談

産後に夫婦関係がギクシャクする典型的なケース

男性の女性に対するホルモンバランスの変化における理解は乏しい

1、女性はホルモンバランスの急激な変化もあり性的な欲求が減退する

childbirth01夫婦関係が上手くいかなくなる要因は様々ですが、お悩み相談として非常に多いケースとして「産後におけるセックスレス」が挙げられます。特に男性側からの不満として多い「産後のセックスレス」ですが、出産直後の女性はホルモンバランスの急激な変化もあり性的な欲求が減退すること、特に初産の場合は出産自体が初めての体験であり、育児にせよ自身の体調にせよ様々な不安要素があり、精神的に不安定になることから、なおさら性欲が後退して拒絶気味になる傾向にあります。
一方の男性側は、そうした女性のホルモンバランスの変化に対する理解度が低く、妊娠前の頻度でセックスを再開しようとするのですが、女性側に拒絶されることで夫婦関係がギクシャクしてくる、最悪の場合、20代~30代前半の若いご夫婦でもセックスレスになることも珍しくありません。

2、女性は抜け毛や肌荒れでセックスどころではない!

女性は、妊娠中にプロゲステロンとエストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に増加することで、個人差はあるものの、胸が張ったり抜け毛が少なくなったりする傾向にありますが、妊娠末期から産後に掛けては増加していたプロゲステロンとエストロゲンが正常に戻ろうと一気に減少するするため、抜け毛が増えたり、肌荒れが生じたり、体調の変化にストレスを感じたりとセックスどころではないのが実情です。また術後の傷跡が気になったり、体型の変化に不安を感じていたりと、肉体的にも精神的にも余裕がない女性が多いのですが、そんな女性側の気苦労も考えずに男性側が一方的にセックスを求めれば、夫婦関係がギクシャクするのが当然かもしれません。ちなみに一般的なデータでは、出産直後の女性約7割が「セックスしたくない」と思っているというアンケートもあるくらいで、出産後セックスを再開するまでに平均5~8ヶ月程度の期間を要しているようです。

3、一方的に拒絶すると男性は性欲を満たすため浮気に走る

ただし「体調がすぐれないから」「育児がたいへんだから」と、女性側から一方的に拒否してしまうと、夫婦間の不仲はもちろん、男性も浮気に走る恐れもありますので、体調不良だけを盾にセックスを拒否し続けるのは問題があります。もちろん、男性側の女性に対する「理解と思いやり」は必須ではありますが、女性側もセックスを求めてくることに対する理解を示して、ある程度のスキンシップを図るよう心掛ける必要があります。何事も初めてのことで、赤ちゃんに掛かりっきりになってしまうのは仕方ないことですが、男性側も「相手にしてくれないから」と感じて、ますます溝が深まってしまうことで、産後に夫婦関係がギクシャクしてくるケースが多いのです。基本的に育児は夫婦の仕事ですので、育児を女性側だけに押し付けるのではなく、一方で女性側もセックスの要求に何らかの形で応えてあげるようにするなど、夫婦仲に亀裂が入らないよう、お互いに努力するようにしましょう。

次の記事「夫婦関係における暴力の種類について」を見る

円満な夫婦関係を築くお役立ちコラムTOPへ戻る

 

■ 関連記事


出産後の友達夫婦期間を上手に乗り切る方法

「できちゃった婚」夫婦の円満関係の秘訣

「PMS」で妻の性格が突然変わる

相談予約はこちら

相談予約はこちら

鈴木あけみの修復ブログ

夫婦関係修復の基礎知識

こんなこと聞きたい質問集

夫婦円満お役立ちコラム

男性のための夫婦修復相談

対面での離婚・修復相談(横浜)

夫婦修復カウンセラー養成講座