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すれ違いが多く夫婦生活がつまらない
1、すれ違いは物理的なものと心理的なものがある
夫婦関係のすれ違いと一言でいいますが、そこには物理的なすれ違いと精神的なすれ違いとふたつの状態があります。物理的なすれ違いであればたとえば休日を月に一度は同じにする、早く帰宅できる「ノー残業ディ」などに待ち合わせて外食するなど、顔を合わせる機会を増やす努力をすることによりすれ違いを解消しやすくなります。
これらが出来ないと家の外に楽しみを求めたり身近にいる他の異性を頼るようになり、次第に心が惹かれるということにもなりかねません。結果として心理的なすれ違いが生じやすくなるのです。こちらは大きな溝に発展しますので要注意。長年一緒だとつい慣れ合いになり、新鮮さも感じなくなります。相手に気を使うこともなくなってしまい、自分のことが中心になりがちで相手の存在が希薄になってしまうのです。パートナーと一緒にいてもつまらない、でも、別居するほどのことでもないし、離婚は経済的に不安だしいろいろと面倒。このような気持ちをそのままほうっておくと形だけの「仮面夫婦」になってしまう危険があります。
2、気持ちのすれ違いを解消するには
すれ違いから形だけの夫婦になってしまう、それは避けたいものです。それにはまず夫に気持ちを寄り添うように努力すること。たとえば、自分の要求だけを主張し、それを当然のことのように押し付け、要求がかなった結果についても感謝の気持ちがない、などの自分勝手なふるまいは夫の心が遠ざかる要因になります。あるいは「このくらいはわかってくれているだろう」とあらぬ期待をし、きちんと言葉で自分の要求を伝えることを怠った結果、自分の希望通りの対応を相手がしてくれないと機嫌が悪くなり、それを態度に出していまうなどというネガティブな行動をとってしまうのも危険です。また、夫が相談事を持ち掛けてきた時に真剣に聞いてあげずに適当な相槌で済ましてしまったり、上から目線で気持ちの寄り添わないようなアドバイスをして、夫を励ますどころか暗い気持ちにさせてしまい、会話から遠ざけてしまうということもあります。
3、夫に対して関心を持ち少しの気遣いを忘れないこと
いずれにしても二人で一緒に暮らす時間が長くなると「相手の気持ちを思い気を使うことを忘れない」「相手に関心を持つ」ということがないがしろになってしまう傾向にあります。つまり、相手の存在に慣れてしまって気を使わなくなる、ということです。そういう緊張感のない関係が気持ちのすれ違いや溝を深くすることになるのです。かといって急に相手を思いやった会話ができるかというとそういうものでもありません。取ってつけたようなねぎらいの言葉などは逆に不機嫌をあおるような形になります。できるだけ自然体で接するようにするのが良いでしょう。そのためにもまずは夫への無関心をやめること。身に着けているものや興味のあるものに気を留めてみることです。そして気持ちだけでなく行動でも表してみましょう。朝の「おはよう」や見送りの「いってらっしゃい」、帰宅時の「おかえりなさい」や「お疲れ様」でしたら自然に声をかけることができると思います。
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