離婚したくないコラム
修復への心構え
修復達成への道のりは簡単ではありません。ひとつ何かをやったからと、一瞬にして気持ちが変わるということが無いからです。
愛し合って結婚した二人が幸せを求めてスタートしたはずなのに、こんなはずでは無かったとなったのです。パートナーは結婚生活で「幸福感」「充実感」を得られなかった結果、離婚問題に発展し深刻な状況が生まれました。
その原因はざまざまですがそれを挽回していくのが修復です。ところが、その挽回に必要な相手の性格や価値観・心に秘めた問題などが解っていない方が多いのに驚きます。
要は夫婦でも越えてはいけないボーダーラインがあうということを解ってないのです。
まずは相手の良いとことも悪いとことも欠けているところも理解しましょう。
そして超えてしまったボーダーラインは何だったのか。
それを解ってこそ、修復へと向かうのです。
修復にかかる時間とは…
ご相談者様によく質問されるのが「修復にどのくらいかかりますか?」です。
答えは2つ、「基本的にはパートナーが我慢していた期間は掛かると思います。」というと驚かれます。
5年我慢して離婚したいと言った方が2~3日間で相手を許し、またやって行こうと考えると思いますか?
そんな魔法の方法はありません。
あまりにも簡単に考えている方が多いことにこちらが驚きます。
もう一つの答えは「ご自分がどれくらいの期間で相手を理解し、自分の改善が出来ますか?その期間が必要です」
時間が経っただけでは、何も変わりません。時間が経つことでむしろパートナーは業を煮やしもっと関係が悪くなることだってあります。
肝心なことは、期間ではなく嫌われた自分を改善することです。しかし出来れば、出来るだけ早くが望ましいです。
こちらの方が、どのくらいで自分を改善できますか?とお聞きしたいです。
焦ってはいけません!
夫婦関係修復のご相談者様に共通していることは、結果を急ぐことです。
今すぐ関係を修復したいばかりに、今までやっていなかったことを急にやり出したり、話し合いをしてはいけないとお伝えしているのに自ら「どう思ってるの?」と
気持ちを確認したりと逆効果の行動を取る方が多いです。
そして、自分の改善は棚に上げて、相手の行動ばかりを気にする方が非常に多いです。これもまた問題です。
夫婦修復は時間を掛けて、信用してもらいこの先も一緒にやって行きたいと思う様な関係を再構築していくことです。
焦らず、自分の改善に取り組みパートナーより自分の言動に集中しましょう。
自分の不安感が減ると自己の改善に取り組まなくなる方が目立ちますが、それでは夫婦修復は達成しません。
夫婦修復の心構えを一言でいうと、焦らずに確実に自分の改善をして行くことです。そうすることでパートナーの気持ちが少しづつ戻ってくるのです。夫婦修復は簡単ではありませんが、絶対に達成できます。一緒に乗り越えて行きましょう。