離婚したくないコラム
夫婦でもめている時の子供への影響
両親が離婚すると言うまでもありませんが、子供さんに影響が出ます。
子供は親の決めた事に従わざるを得ませんし、子供さん自身はどうすることも出来ないのでそれを受け入れて生きていくしかありません。
パートナーや夫婦の関係に問題があっても多少のことは子供のために我慢しようとするのはある意味立派だと思います。
ぎりぎりの精神状態やパートナーから逃げ出したいという思いから子供さんのことは冷静に考えられなくなっているのは仕方がないことです。
でも子供さんへの負担は出来るだけ軽くしてあげましょう。
もし子供さんへの影響はどうなんだろうと考えるなら、その子供が自分だったらという視点で考えてみて下さい。
両親の離婚の危機で子供がおかれている状況
1.離婚は嫌!
どんな子供も両親には離婚しないで欲しいと思っています。
大好きなママの暗く悲しい顔は見たくないとも思っています。
泣いたり文句を言わないから子供は大丈夫とは思ってはいけません。それを言えずに我慢しています。
小さいお子さんであればおねしょや夜泣きをするかも知れませんし、小学生や中学生なら不登校や引きこもりの原因になっている可能性があります。
2.何も言わなくても感じている
毎日両親が喧嘩しているとか、何か不穏な空気が家の中に流れているということは言葉に出さずとも感じていますよ。
だから、わざと元気な振りをしたり両親の前で笑わせようとしておどけてみたりするのです。
何か大変なことが起きて欲しくない、パパママ仲良くしてのサインです。
子供も日々の生活の中で必死に頑張っているのです。健気で痛ましい姿だと思います。
3.子供は両親が欲しい
すべての子供に言えること、それは父母=両親が欲しいのです。
優しいお爺ちゃんやお婆ちゃんがいれば良いというものではありません。
小さい時に親が離婚した子供はその喪失感を埋められず、大人になり会いたいという思いが強く実親探しをします。
もちろん片親でも立派に育つ子供さんもいますが、その心には一方の親の存在が大きいです。
4.子供の不安・負担を減らす
出来るだけ夫婦の話し合いは子供さんの前では止めましょう。
一緒に居る時は共に食卓を囲む、子供への言葉がけをするなど子供さんへ不安を与えないような行動を取りましょう。
何か結論や方向性が出たら子供に真摯に向き合って配慮を忘れずに説明しましょう。
5.子供への責任
もし離婚をお考えなら、子供をこの世に出した責任を感じて下さい。
あなたを選んで生まれて来たのです。
その子供が不幸にならないために悔いのない様に努力して下さい。
大人になった子供に堂々と努力したと言えるように行動して下さい。
お子さんの現在、未来を考えた結論を出す。
離婚したいと思っても、したくないと思ってもご本人の自由だと思います。
夫婦で子供を作った以上は自分のことだけではなく、大いに子供さんの現在、未来を考えて上げて下さい。
そして最終的には結論を出して下さい。
どのような方向性に進まれても応援させて頂きます。