- トップページ >
- 夫婦関係修復の基礎知識 >
- 夫婦問題におけるお金について
夫婦問題におけるお金について
どんな親しい関係でもお金が無くなると人が離れていってしまうという意味の「金の切れ目が縁の切れ目」有名なことわざがあります。
家庭の中でも経済がずっと安定していればいいのですが、夫の転職・リストラ、妻の産休や時短勤務、病気や介護による休職や年齢、時期によって確固たる安定はないのが現実です。
お金があれば何でもできる世の中です。ある程度のお金があれば何不自由なく暮らせます。行きたいところにも行けます。
食べたいものも食べれます。場合に寄ってはお金で失敗や過失だって解決できます。
そんな有難いお金ですが、トラブルや困難が起きて「金の切れ目が縁の切れ目」が夫婦間で起きないように、普段から家庭の収支や貯金・財産の残高の把握をし、使い方・貯蓄目的・年収などは夫婦で共通認識を持ちましょう。
ひと昔前は稼ぎ手である夫への「稼ぎが悪い」「少ない」という不満から喧嘩が多かったのです。
昨今は共働きが当たり前の世の中で、夫だけに収入を頼っているわけではありません。
では、現在多い夫婦間でお金の揉め事とは何なのでしょうか。
一番は夫のお小遣い問題。
共働きでも、妻が家計を管理している家庭が多くあります。
一般論としてあるのは、手取りの10%が適切なおこづかい価格だと言われています。実際にはそれより少ない方が多いと実感しております。
その額以上に使ってしまうから、問題が出てくるわけです。この問題はおこづかいの額を上げればすぐ解決できます。
ところが妻はそれに納得できず、お小遣いの値上げに応じないのです。
それでバトルになり大きなもめ事に発展します。
次には共働き夫婦がそれぞれの収入を伝えておらず、生活費の定額を出し合っているケースです。
「私だって生活費をだしているのに、家事分担が多いのは納得できない」と
ほとんどが妻側に不公平感が生まれ、不満になりやがて喧嘩の繰り返しなんてことも、珍しくありません。
このようなケースはそもそも共働きを合意していないこともあり、家事分担を明確にしていない方が多いです。
さらには共働きをする目的や意味をお互いに理解し合っていません。
例えば、○○年後には貯金を○○万円にしよう、〇年には戸建ての持ち家を建てよう、子供は〇人欲しいから今のうちに貯蓄しておこう、そのためにいくら目標に貯金しようと。
おこづかい、生活費と家事分担の割合の問題なら、修復のためのアドバイスはいくらでもあります。
しかし、喧嘩や不満を超えて、さらに夫婦が険悪な状況になると、死活問題にもなります。
夫が離婚したいと言い出した場合、妻にその意思がなくても夫は家庭に生活費を入れたがらなくなり、減額されることもあります。
これがいわゆる夫から妻への「兵糧攻め」です。
今まで潤沢にあった生活費が1/2にされたり、わずか3万のみなんていうこともあります。
夫婦の険悪な関係がまさに生活に反映するのです。
そうならないように夫婦関係をよい状態を保つ、喧嘩したらすぐ仲直りする、関係が悪くなったと感じたら関係を元に戻す努力が大切です。
他には、夫が実は借金していた、お金の使い方にだらしがない、親への仕送り問題、高額不妊治療費などのご相談をお受けしています。
さらには、夫婦関係が悪化し、離婚になってしまうと
財産分与、年金分割、養育費、慰謝料などの取り決めが必要になります。
協議をせず、離婚してしまうと後で泣きを見ることになります。
そのような方も多くおられますので、離婚の際には十分な準備期間を作り、自分に必要な情報を集めることをお勧め致します。
離婚する気はない、もっと仲良くやっていきたい、そんな方には問題解決の方法はいくらでもあります。
一緒に解決していきましょう。
どうぞお気軽にご相談下さい。