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話し合いで説得・納得させるポイント
説得して納得させる難しさを知っておくこと
離婚したいと言われた方は何とかその気持ちを変えて欲しくて、誰かに説得して欲しいという気持ちが沸くようです。
その気持ちはよく理解できますが、あまり効果はないと言っていいでしょう。
例えば、小学生でも「あの子と遊んじゃだめ」と親に言われて言うことを聞くでしょうか。
聞きませんよね。親に見つからない様に隠れて、嘘をついて遊ぶと思います。
たとえ弁護士さんに説得されても、親に説教されても、友人知人に忠告されても離婚したいと言った方が
すぐさまその考えを変えることはありません。
もし説得が有効だとしたら、過去の事例から2つのパターンがあります。
一つはコンプライアンスが厳しい会社にお勤めの場合上司からそれを咎められた方は
離婚が昇格や昇給などの査定に影響がある場合や上司から意見されることへの罪悪感が離婚への歯止めが掛かりました。
もう一つはその方の浮気相手に迷惑が掛かると思ったときに離婚を撤回するということがありました。
なり振りかまわない妻は浮気相手を訴えるとか、職場に乗り込むといった行動をほのめかすと、それを回避するために離婚を撤回したケースは珍しくありません。
まさに妻の捨て身の対応が離婚から救ったケースですが100%の成功率ではないので注意が必要です。
それ以外は説得しようとすればするほど、ますます険悪な溝が深まってしまうというケースが多いです。
なぜなら、離婚したいという気持ちは感情的な部分が多く、理屈や理論では解消できない事柄だからです。
生理的に相手を受け入れられないと言っている人にその対処法を理屈で並べられてもそれに対して益々嫌悪感が生まれます。
大嫌いになったらから離婚したいと思うわけです。好きとか嫌いは理屈ではないです。
イヤなものは嫌という思考です。
離婚したくないのであれば、話し合いで説得するよりも重要なこと
ではどうすれば良いのか、
そもそも話し合いでは解決しないので説得や話し合いはお勧めしていません、してはいけないベスト1のNG行為です。
でもどうしても話し合いになってしまったら、説得しようとは思わずに相手の気持ちを受け入れる=受容の姿勢を示すことが重要です。
○○と思う気持ちはよく理解できる、そうなる気持ちはもっともなので否定する気持ちはない、・・・などといった相手の言っていることは
理解できるし、受け入れられることだと思わせることがポイントです。
相手はそれによりわかって貰えたという安心感から気持ちが楽になります。
これを何度も繰り返しても逆効果になります。
説得は難しいということをお解り頂けましたでしょか。
個人の事情により、さらなるアドバイスは違います。
どうぞご相談下さい。お待ちしております。