子供と養育費の問題
離婚に際し、高額な養育費を貰った方が良いという考え方もあるでしょうが、子供さんが成人または大学卒業までしっかりと払い続けて貰うことが重要です。高額な養育を取り決めしたとしても、長くは続きません。金額にかかわらず離婚を決めた際に双方がそのことの覚悟を持ち、約束したのならそれを履行すべきだと、強く思っています。
養育費の不払いは社会問題に発展?!
特に問題になっているのが養育費の不払い問題です。養育費の相場は子供一人3万円と言われています。
その3万円も払っていない方が約80%の父親です。
若いお父さんは妻が子供を連れて家を出て行ってしまうと子供に会えないから辛いと言って泣く方もおられますが、その後新しい彼女が出来たり家庭を持つとそちらに気が行ってしまい、辛さや寂しさが薄れ、養育費を払わなくなります。
父親である貴方は養育費をキチント支払って下さい。
現在も養育費不払いは社会問題になっています。
少しづつですが、法の整備もされてきているようですがまだその現実は変わりません。
先日ある市町村の長が養育費を払わない父親の実名をHPに載せるという対策を発表しました。そんなことをしなくても親の養育義務を果たして下さい。それが離婚で別れた子供さんへの親の責任だと思います。そうすれば離れて暮らすお子さんとお子さんがいくつになっても堂々と会うことが出来ると思います。
大切な子供を犠牲にしないために
子供は親の離婚の犠牲者です。
子供は両親が欲しいのに、自分の意志ではどうにもならず、親の離婚という選択に運命をゆだねるしかないのです。
幼少期に別れたきりの子供は大人になると実親を求めて会いに行ったりすることも珍しくありません。実親が自分のことをどう思っているのか、親がどんな人なのかルーツを知りたいとか気になるためだと思います。
そんな寂しい思いをさせないために、父親は養育費を払う、母親は子供を父親に会わせてあげる努力をしましょう。お互いの歩み寄りが子供を健やかに育てる大きな要素になると思います。
離婚という選択も仕方がないケースもあると思います。ただし、親なら親の責任を果たしながら、次の幸せを見つけて下さい。最低でも養育費を払って下さい。それがせめてもの、犠牲になった子供さんへの義務・償いではないでしょうか。
個人の事情によりアドバイスは違います。
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