協議離婚の進め方
年間約28万件の離婚があり、その約90%が協議離婚で離婚しています。
10人中9人が協議離婚ですので、殆どの方が協議離婚で離婚していることになります。
協議離婚というと、お二人が話し合って離婚後の約束もきちんとしているとイメージを持たれるとしたらそれは間違っています。
イヤになった嫌いになった相手と一刻も早く関りを絶ちたいという思いから、たいした話し合いも約束もしないまま離婚しているご夫婦も多いです。 さっと「離婚届」を出して終わり、そういったご夫婦がほとんどでそれが協議離婚の実態だと思います。結婚年数が浅く、子供さんがおられないのならそれでも大丈夫ですが、後々養育費やお子さんとの面接に泣きを見たり悩む方も多いのでそこはキチントした取り決めが重要かと思います。
結婚年数が長く、共有財産がそれなりにある方はその解決をされてから「離婚届」を出しましょう。
年間28万件の離婚の中で結婚5年までの離婚が一番多いです。
結婚5年未満の若い人の離婚のポイントは条件ではなく離婚に合意するかが大きな問題になっています。どういうことかと言いますと、好きな人と結婚して、まさかその相手から離婚したいと言われるなんて思ってもいないので離婚しても良いという気持ちになるのが相当難しいということです。
離婚したい側はそれなりの誠実な対応が必要になります。
結婚年数が浅いご夫婦は離婚が決まってしまえば後は離婚届を出すという簡単な手続きだけです。
すっきりと綺麗に別れることが明るい未来につながる
法律家や離婚させ屋のカウンセラーさんなどは、離婚に際し「損しない離婚」「得する離婚」などと言って妻が夫に多くのお金を要求するようなアドバイスをしているようですが・・・・、それも大切かもしれませんが、お互いに恨みやつらみを持たずにすっきりと綺麗に別れることが明るい未来につながると私は考えます。
もし、どうしても子供の養育費を0万円払って欲しいなら、丁寧丁重にお願いすることをお勧めします。
協議離婚の話し合いで大切なのは相手を怒らせないで穏便に話を進めることです。
離婚にはお互い合意しているものの、条件で折り合わず何年も険悪な話し合いが続いたという話を聞きますが、その間に使ったエネルギーや時間などはそれ相当なものだと思います。約束してもそれを履行する夫は約20%いるという現状を考えるとそのエネルギーや時間は未来に向けて使って頂きたいです。
最後に協議離婚の進め方の最大のポイントは、相手を怒らせない交渉術だと思います。それが有利な条件を引き出すことが出来るポイントです。
これ以上の詳細は個別の事情により異なりますので、お気軽にご相談下さいませ。
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